前回の中部に続き西部の子育て支援をまとめました。鳥取県の中で最も自治体が多い西部はそれぞれに個性のある子育て支援を展開しています。
境港市
さかなと鬼太郎のまちとして知られている境港市。観光面に目を向けがちですが「子育てするなら境港市」というテーマを掲げ、独自の取り組みを行っております。
・新生児誕生のお祝いとして「伯州綿(はくしゅうめん)」のおくるみをプレゼント
・産前産後・国民健康保険料免除
・チャイルドシート(ジュニアシート含む)購入費用を一部補助【購入後一年以内】
・おむつ代をお子さん一人につき3か月毎に3000円助成(3回まで)
・インフルエンザ予防接種の費用助成(一人当たり一回1000円)
・こんにちは赤ちゃん訪問
境港市は金銭面の援助だけではなく、子育て中のママと赤ちゃんが市内の小学生に出向き、こどもたちとふれあいの時間を持つ「赤ちゃん登校日」というイベントもあります。
また「子育ての旅」という計6回にわたり日常の子育ての役立つヒントなどをワークを交えて楽しく学ぶ講座もあるので地域の方と触れ合いながら楽しく子育てができますよ。
日吉津村
県内唯一の村である日吉津村は面積は県で一番小さいですが、小規模だからこそできる手厚い子育て支援の取り組みをしています。
・母子健康手帳交付時、出生時、就学時に感謝の気持ちを込めて「スマイル応援グッズ」をプレゼント
・在宅サポート事業
保育所などに入所しておらず在宅で育児をしている保護者に生後2か月~1歳に達するまでの期間おむつや粉ミルクなどの購入費を一部助成
・夏休みに期間中に児童の預かりを行う「夏休みひえづっこクラブ」
・産後健診費用助成(2週間、4週間後の健診の2回)
・高校生通学費用の助成(月額7000円以上負担している方)
日吉津村はある統計調査のの「本当に魅力のある市町村ランキング」の上位になっています。子育て世代一人一人の可能性を発揮できることを目指したさまざまな特色ある教育活動を行っております。
近年では日吉津小学校で沖縄民泊研修やダンスレッスンを希望する幼児、児童に本格的なダンス活動の提供をする「ダンススタジオパワートレイン」が話題になっています。
米子市
江戸時代の頃から商業都市として栄えた町の米子市は小児科や総合病院が充実しており何かと体調を崩しがちな乳幼児がいるご家庭には住みやすい環境です。
・赤ちゃん訪問
・2歳児未満の乳幼児がいる世帯対象者一人当たりに最大40枚のゴミ袋を支給
・第2子、第3子以降保育料無料(第2子は所得制限あり、非該当者は半額)
・妊婦、産後健診費用の助成
・第3子以降は私立ようちえんの保育料軽減
米子市には児童文化センターは去年の6月にプラネタリウムをリニュアルオープンしお子さまと綺麗な星空をお楽しみいただけます。またイベントやクラブ活動も豊富でお子さまと楽しいひと時を過ごせますよ。
南部町
南部町は「ほっぷすてっぷなんぶ」という妊娠期から高校生まで充実したサポートをしています。
・南部町で出産された1歳を迎えるお子さまに5万円支給(兄弟に18歳以下がいる場合は兄弟の人数分×5万円)
・チャイルドシート購入費補助(上限1万円まで)
・町内の行事や施設でスタンプを集めると達成記念品がもらえる「南部町子育て応援スタンプラリー」の取り組み(2歳誕生日まで)
・保育料軽減
・小中学生の給食費を助成
・小学生の教材費補助
小学1~3年生までは教材費、小学1~6年生までの学級費を全額補助
・高校生通学定期券購入費用半額分を補助
・インフルエンザの予防接種費用助成(高校まで1回1000円)
南部町は住まいの助成も充実していて新婚、子育て世帯には賃貸住宅の助成も行っています。
他にも新居住宅の貸し出しなど手厚い取り組みを行っているのでとても助かりますね。
日南町
日南町は自然豊かな環境で子育てができると県外からも注目を集めています。
・出産祝い金第一子3万円、第2子5万円、第3子7万円の支給
・出産祝いの品として日南町産の木で作った木のおもちゃをプレゼント
・第一子目から保育料無料
・子育て世代に指定ごみ袋無料配布(お子さま4歳未満の場合が対象)
・1歳未満の保育所に預けず在宅で育児をされているご家庭に月額3万円支給
・小中学生のバス利用料減免
・高校生の教科書代を助成(最大15000円)
・高校生通学定期券購入費用の一部を補助
・インフルエンザの予防接種費用助成
全国的にブックスタート事業が展開されていますが日南町では赤ちゃんに早い時期から本に触れあうために絵本を10冊プレゼントしています。絵本は読み聞かせもできるしママにとっては嬉しいサービスですね。
大山町
近年のアウトドアブームで大注目されている大山町は、リフト券無料配布など大山町ならではの取り組みをされています。
・チャイルドシート購入費助成(上限一万円まで)
・第2子、第3子以降保育料無料(第2子は半額または一部無料)
・生後2か月から1歳になるまでの乳幼児を家庭で保育する保護者に給付金(上限30,000円まで)
・小中学生は給食費を2分の1助成
・インフルエンザの予防接種費用助成(1回につき1000円)
・大山スキー場リフト券配布
大山町では去年からむきばんだ遺跡デザインのとても可愛いオリジナル出生届を配布しています。
出生の思い出のひとつとして是非ご利用くださいね♪
伯耆町
大山のふもとに位置する伯耆町は町のほとんどが森林で自然豊かな中での子育てができ、保育所や児童クラブも充実しています。
・出産祝い金を一人当たり5万円を支給
・チャイルドシート購入費2分の1補助(上限1万円まで)
・1歳未満の保育所に預けず在宅で育児をされているご家庭に支援金を支給
・インフルエンザ予防接種費用の一部を助成(13歳未満1000×2回)
伯耆町ではお子さまを育てている保護者や先生などの意見を参考にするため「伯耆町子ども・子育て会議」を設置し生の声を取り入れています。今後は伯耆町の子育て支援策には期待大ですね♪
江府町
江府町は「すくすくこうふ」というママに嬉しい情報が詰まった子育て支援サイトを立ち上げています。
・出産祝い金を出生児一人につき3万円を支給
・出産祝いの品としてギフトカタログプレゼント
・1歳未満の保育所に預けず在宅で育児をされているご家庭に支援金を月額3,0000円支給
・町立保育園に入園されている0歳から6歳までは保育料と給食費無料
・インフルエンザ予防接種費用を一部助成
江府町はお金がかかる乳幼児に特に手厚い支援が満載です。また子育て支援サイトには施設情報が一目でわかる子育てマップも掲載されているので是非参考にしてみてくださいね。
日野町
おしどりの住む町として知られる日野町も出生時から高校生まで手厚く支援しています。
・日野町で出産された誕生日1~3歳を迎えるお子さまひとりにつき3万円支給
・出産祝いの品として木のおもちゃをプレゼント
・保育園軽減事業
第一子 2/3軽減
第2子 1/3軽減
第3子 給食費相当分のみ軽減
・小学生入学祝い記念品として通学カバン(ナップランド)を贈呈
・小学生入学祝い金として3万円、中学生入学祝金として5万円贈呈
・高校生定期券費用助成
誕生祝い金と祝いの品はなんと直々に町長が手渡しをしてくれるそうです♪ありそうでなかった面白い取り組みですよね(笑)
日野町の図書館では「絵本と木のおもちゃコーナー」があり、親子で自由に木のおもちゃで遊ぶことができます。「木のおもちゃ文庫」という本も貸し出しできるそうなのでぜひ利用してみてくださいね。
まとめ
3回に分けてお送りしてきた鳥取県各地の子育て支援いかがでしたでしょうか?あなたのお住まいの町以外にも詳しくなって、遠くに住んでいるママ友やプレママさんに自慢しちゃいましょう♪