第2回 何となくの雰囲気

ペンネーム:ひふみ

あの人のことを思い出す。あの人に会いたいな。そう思うのは、何となくあの人の雰囲気が好きだから。いろんな人を思い出す時、一つ一つのエピソードはあまりたくさん覚えていないけれど、結局トータルしてその人の「雰囲気」で記憶されているんだと思う。一緒に過ごした時間や出来事も、鮮明に覚えていることから、何となくこんなことしたなぁという感じまで。

子どもたちにとって私の雰囲気はどうなんだろう?

子育ても3人目になり、だんだんと子どもの行動パターンや自分が力を抜くところが分かってきたつもり。気になることも、仕方ないなとか、子どもってこんなもんだからと穏やかに声をかけられる余裕も出てきて、一つ一つに全力投球していた一人目の時よりおおらかになれているなぁと自分を認めれたりもする。

でも毎度毎度同じことを言わないといけないことにはやっぱりガミガミ怒ってしまい、最後には大きなカミナリが。そんな私を見て息子は、「何で母さんは怒っとるん?」と。いやぁね、母さんだって最初は怒らず言ってるよ。聞こえているかしら???

子どもたちに映る私の雰囲気。ガミガミ怒ることもあるけれど、トータルして楽しかった、優しかった、そう思ってもらえるような私でいたいなと、常々思っています。

母と子

*ここで紹介しているエッセイは「産後ケアやわらかい風」が発行している「やわ風の吹く処」に寄稿されたものです。

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