こんにちは、看護師ママのhinacoです。
今日は冬になると活躍する加湿器のピンク汚れと、厄介な窓の結露についてお話します。
「面倒くさいからお手入れはほとんどしない」「放置すると何が悪いの?」
という方必見の情報をお伝えします。
ピンク汚れや結露を放置すると、呼吸器感染症の原因になってしまうため、ぜひ最後までお読みくださいね。
Contents
加湿器のピンク汚れの原因と対策
冬は空気が乾燥しているのに、エアコンなどの暖房器具の使用で、室内はさらに乾燥していますよね。
そのため、多くのご家庭では冬に加湿器をご使用かと思います。
加湿器をお手入れする際、タンクや本体部分にピンクのぬめり汚れをみたことがありませんか?
そのピンク汚れ、放置してはいけません。
ピンク汚れの原因
ピンク汚れは、セラチア菌という細菌と、ロドトルラという酵母菌の一種が繁殖することで発生します。
以下がそれぞれの特徴です。
- セラチア菌:湿度さえあればどこでも発生する。水回りに多く存在する。
- ロドトルラ:皮脂や汚れを栄養にしている。繁殖スピードが早い。
ピンク汚れは、掃除してもすぐに復活してしまうのが厄介なところです。
このピンク汚れ自体が人体に害を及ぼすわけではないのですが、放置すると黒カビの原因となります。
黒カビが加湿器内で発生すると、微細な蒸気に黒カビが混ざり、肺の奥深くまで入り込んでしまう可能性があります。
この状態が長く続くと、肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすリスクになります。
なにより、お子さまが吸う空気が危険だと思うと恐ろしくありませんか?
ピンク汚れの対策
それではピンク汚れの対策についてご説明します!
ピンク汚れ対策①お手入れの工夫
湿度さえあれば発生してしまうピンク汚れは、加湿器を使用している限りついて回る問題です。
そのため、「繁殖スピードを少しでも遅らせる」お掃除の仕方が重要です。
ピンク汚れにはアルコールや漂白剤が有効です。
加湿器の部品別に、お手入れ方法の表を作成しました。
部品 | 使用する薬剤 | 方法 |
タンク部分 | ・中性洗剤
・塩素系漂白剤(ハイター) ・消毒用エタノール |
①中性洗剤でタンク全体をよく洗う
②水で薄めた塩素系漂白剤に30分~1時間浸ける ③よく洗い、完全に乾かす ④消毒用エタノールを振りかける |
フィルター部分 | ・酸素系漂白剤(オキシクリーン) | ①40度ほどのお湯で溶かした酸素系漂白剤に30分~1時間浸ける
②よく洗い、完全に乾かす |
本体部分 | ・消毒用エタノール | ①水洗いできない部分は、消毒用エタノールで拭き上げする |
※加湿器によっては、漂白剤などを使用すると故障の原因になるものもありますので、お手入れの前に取り扱い説明書をご確認ください。
ポイントは、どの部品もしっかりと乾燥させることです。
その後、ピンク汚れの発生を遅らせるために消毒用エタノールで除菌します。
頻度としては、1週間に1回は行うことをおすすめします。
ピンク汚れ対策②水交換のルーティン化
次は、水を交換するタイミングです。
水が溜まっていて、程よくあたたかい加湿器はカビの繁殖にもってこいの環境です。
そのため、定期的にきれいな水と交換することが大切です。
タンクの水交換は、基本的に毎日行いましょう。
以下のように、水交換をルーティン化することをおすすめします。
- 寝る前にタンクの水を捨て、タンクを軽く洗う
- 夜の間はタンクを干し乾燥させる
- 朝起きて、タンクに新しい水をいれ加湿器のスイッチをいれる
ピンク汚れは乾燥を嫌います。
毎日タンクを乾燥させることで、ピンク汚れがより繁殖しづらい環境になるでしょう。
ピンク汚れ対策③加湿器専用のグッズを使う
ドラッグストアやネットには、加湿器の汚れを防ぐグッズが販売されています。
このような商品を用いるのもひとつの手ですね!
窓の結露の原因と対策
冬になると窓の内側に結露が目立ちませんか?
結露は、カーテンなどに付着すると黒カビの原因になります。
レースカーテンが所々黒く汚れているのを、見た事はありませんか?
カーテンにカビが発生してしまうと、換気をするたびにカビが空気にのって室内に舞い、その空気を私たちが吸い込んでしまいます。
ここでは、窓の結露の原因と対策についてお話しします。
結露の原因
結露の原因は外と家の中の温度差にあります。
氷を入れたコップにお茶をいれしばらくすると、コップの表面に結露ができますよね。
これと同じ現象で、外気との接触が一番大きい窓で起きているのが「窓の結露」です。
鳥取の冬はかなり冷え込み、エアコンや石油ストーブの暖房器具が必須ですよね。
外が寒く、中が温かい状態になると窓に結露ができ始めます。
結露の対策
結露の対策としては、「発生させないこと」と「吸収させること」があります。
結露対策①発生させない
いちばん効果的なのは、窓のリフォームです。
複層ガラスや2重・3重サッシ、樹脂サッシなど断熱性の高い窓にすることで、結露の発生を予防できます。
しかし、かなり費用がかかるため、決断には時間がかかると思います。
そこで、私も実際に行い効果的だったのが、食器用洗剤を薄めた水を含ませた布巾で窓ふきをする方法です。
食器用洗剤は水を弾く効果があるため、窓に結露が付きにくくなります!
注意点は、効果は1週間程度のため頻繁に拭き上げる必要があることです。
どのご家庭にもある食器用洗剤で、手軽に試してみてはいかがでしょうか。
結露対策②吸収させる
次は結露自体を吸収させる方法です。
この季節になると、ホームセンターで様々な結露対策グッズが販売されています。
その多くが、窓に直接貼り付け結露を吸収させるシート状のものです。
窓の所々に貼り付け、シートに結露を吸収させる方法でカビの発生を防ぎます。
1〜2カ月ごとの定期的な交換が必要で、1シーズン中に1回は張り替えることが好ましいでしょう。
正しい予防と対策で快適な冬を過ごそう!
いかがだったでしょうか?
今回は冬のお悩みで多い、加湿器のお手入れや窓の結露についてお話ししました!
カビを含んだ空気を吸っていると思うとゾッとした方も多いと思います。
正しい予防と対策で、綺麗な空気をこどもたちに届けてあげましょう!