ペンネーム:どこかのママ
妊娠した!赤ちゃんがいる!ってわかった時は、嬉しさと不安でいっぱいだった。
私には持病があり、妊娠しても薬を飲み続けなきゃいけないこと。
そして、体に負担の少ない薬に変える事ができても、流産や産まれてから子どもに障がいが残るリスクがゼロにはならない事が頭からはなれなかった。
妊娠中だけでもどうにか辞めたくて、でも病状は良くない方向にいき、飲み続けるしかなかった。他のママだったら、病気がないママだったら、もっともっとお腹の子を守れるのにと、涙がとまらなかった。周りからは、お母さんが元気じゃなきゃ!だから自分を大事にね。と言われるが、頭では分かっていてもいろんなリスクがゼロにならない薬を飲み続けるのは、辛くて悲しくて悔しくて、「ごめんね。ごめんね。神様。どうか、どうかこの子を守ってください」と…何度も何度もお願いした。
そして、 時間の陣痛の末、大きな産声を聞かせてくれた。まるで「僕は、大丈夫だよ。」と。
小さい身体で精一杯泣いてくれた君、嬉しさと愛しさでいっぱいだった。「君をこれから一生守るよ。」って心に誓った。そんな君はもう一歳になる。日々の成長にびっくりするよ。
私のようなママは、本当は言えないだけでたくさんいると思う。一人で悩んで、悩んで周りには明るくして、そんなママに、簡単に大丈夫なんて言えないけど。赤ちゃんは、本当に強いよ。精一杯あなたを求めてくるよ。と言いたい。そしてそんなママを心から支えてくれる仲間が増えるといいなと思う。
毎日成長してる君へ
ちょっと弱いママだけど、これから一緒に歩んでいこうね。たくさんの人に君は大事に大事にされているんだよ。