ペンネーム:未熟なパパさん
突然ですが、皆さんは家族の人数がいきなり2倍になることが想像できますでしょうか?
むしろ、こんな状況を考える方はほとんどいらっしゃらないと思います。もちろん私と妻もこのような状況になることなど微塵も考えず、普通の生活を送っていました。
みっつちゃんが産まれるまでは・・・。
まずは自己紹介がてら、私たち夫婦について少し。
私と妻は共に他県から大学生として鳥取にやってきました。同じ学科で共に勉学に励む中、お互いの誕生日が同日であることを知り、それをきっかけに急接近→お付き合い、という流れでした。そこから7年ほど、学業や仕事で他県に移っておりましたが、再び縁あって鳥取に戻ってきて結婚、2年前に待望の子ども(長女)が産まれました。
そして、昨年の春に再び妻の妊娠が分かり、そこから私たち家族のドタバタ劇が始まりました。
妻の妊娠が分かり、「次は男の子がいいよね」とか「次も女の子がいいよー」とか、そんなたわいもない夫婦互いの期待の会話をしながら産婦人科に行ったのを覚えています。
しかし、先生の第一声は私たちが予期もしなかった「双子ちゃんです。」でした。
もちろん飛び上がるほど嬉しい気持ちもありましたが、それ以上に驚きと不安が・・・。皆さんにも分かってもらえると思いますが、1人の子供を育てるだけでもとてつもなく大変なんです。
それが双子だなんて・・・。
しかも、私たち夫婦は共働きの他県出身者ですから、私たちの両親を始め親類にサポートしてもらうことが難しく、夫婦2人で何とか育児をしなければならない状況でした。
色々な想いが錯綜しましたが、何と言ってもまずは、母子共に健康で家に帰ってくることが第一ですので、多胎出産を面倒見ていただける病院に移ることになりました。
そこで更に状況が一変します。
ある日、私は仕事をしながら妻から新たに移った病院の検査結果の報告を待っていると、電話が。
私「もしもし、双子ちゃんは元気だった?」
妻「・・・」
私「ん、どうした?」
妻「・・・双子じゃなかった」
私「えっ?」
この時、一瞬でしたが私はホッとしました。双子は間違いで1人だったわ、って言われると思ったからです。
しかし、妻は「双子じゃなく、・・・三つ子みたい」と、とてつもなく心配そうに私に伝えました。
私は妻の言葉を私事のように感じることができず、「きっと大丈夫だよ」としか言えませんでした。
そこから何日も要しましたが、妻とたくさん話し合いを重ね、三つ子のパパとママになる決意を固めました。