こんにちは。さきちです。
自分で言うのもなんですが
私は子ども時代から大学時代まで、そこまで大きな問題もなく、
(親から見たら、問題大ありだった可能性は否定できませんが…笑)
「ある程度の挫折は乗り越えられる」との自信を持って、大人になりました。
しかし、大人になってからの大きな挫折が2つあります。
✔一つは、初めて山陰に一人で来たとき。
孤独と人間関係に大いに悩みました。
✔二つ目は子どもを産んだあと。
初めての子育てに右往左往。
自分の力では解決しようのない問題にぶつかって、苦しむことが増えました。
母は強し、なのか?
我が母は家では明るくおしゃべり。
少しおっちょこちょいなところがありますが、働き者で、家族思いです。
三人の子どもの子育てに関しては、厳しい部分もありましたので
ときには(あ、いや結構何度も)反発することがありましたが
”根本的な愛情”の部分はいつも感じていました。
出産のときに感じた母のすごさ
初めての出産のとき、母は仕事を休んで鳥取に来てくれました。
(里帰りはしませんでした)
これまで母が仕事を休んだことは、
振り返っても指で数えられるほどしか知りませんでしたが
このときは、私の出産に合わせて2週間ほど休みを取ってくれました。
子供の頃から母は仕事が忙しく、朝早く家を出て夜も早く寝るので
母と二人きりで過ごした時間は、意外と短かったように思います。
赤ちゃんが生まれて、
授乳がなかなか上手くいかなくておっぱいがあげられず、
泣きながら夜中に搾乳しているときも、母は毎度起きては見守ってくれました。
そして、赤ちゃんが泣けばすぐに抱いてあやし、
寝かしつけも慣れない私に代わって、こなしてくれました。
毎日食事を作り、掃除も洗濯も、哺乳瓶の消毒も、
勝手の知らない私の家でそつなくやってくれました。
「赤ちゃんが寝たら、あなたもすぐ寝なさい」と言って、休ませてくれました。
とてもとても心強く、「この人の娘で良かったなぁ…」と心から思いました。
(母に頼りきりだったので、母が帰ったあと地獄を見ることになりますが…笑)
母と二人で長女を育てたこの2週間は、私にとって本当に宝物の時間でした。
まとめ
小さいとき
「もう~!あなたたちも子供ができたら、お母さんの大変さがわかるんだからね!」
と、母がちょっとふざけて言っていたのを思い出します。
そのときの母の気持ち、今ならとてもよくわかります。
お母さんって、なんて大変なんだ!(笑)
私はまだ、母ほど強くはなれていません。
「これでいいのだろうか」と反省しては立ち止まり、恐る恐る進む毎日です。
でも子どもたちからたくさんのパワーをもらうと、また元気が出るのも事実。
私の母も、実際そうやって年月を重ねながら少しずつ強くなっていったのかもな…、と感じます。
コロナ禍でしばらく実家に帰れていませんが、
今度母に会ったら改めて当時のお礼を伝えたいと思っています。
(おしまい)