最近、子供が泣いていても平気で生活できるようになりました(笑)。
今回で我が家に3つちゃんがやってきたお話はおしまいになります。
最後にリアルな3つちゃんの子育て状況と、今感じていることをパパ目線でお話をさせてください。
3つちゃんが全員揃うまでに、私は職場にお願いし3か月間の育児休業を取らせてもらいました。
短いのか長いのか今でも分からないですが、理解のある職場でありがたかったです。
3つちゃんが誕生して、初めて家族全員が我が家に揃ったのは2か月後。
あちらこちらで3つちゃんの「オギャーオギャー」の泣き声、長女の「ママー、パパー」の叫びが毎日響き渡っています。
長女が初めて3つちゃんと対面した時、最初の一言が「赤ちゃん、いっぱーい」。みんな仲良く過ごせそうだね、と妻と笑顔になりました。
しかし、さっそく長女の嫉妬ダダコネが始まります。長女が家にいる間は、妻か私のどちらかが長女専属にならざるを得ません。
当たり前かもしれないけど長女はママと一緒に居たがることが多く、長女が落ち着くまでは1人で3つちゃんと格闘することになります。
3つちゃんの得意技は順番泣き(1人ずつ順番に泣く)であり、油断すると永遠のようなループで地味に体力を削られます。
そして、3つちゃんの必殺技が一斉ギャン泣き(3人同時に大泣き)で、心と体力を削られるのみならず頭痛や耳鳴りを引き起こします。これは妻と協力しなければ片付きません。
3つちゃんの1日のお世話を数字でご紹介しましょう。
オムツ交換は3人×10回くらい(100枚入りのオムツ1袋が3日位でなくなる)。
ミルクは3人×8回くらい(大缶1つがもって約2.5日)、哺乳瓶洗い・消毒は3本×8回(頑丈だった手先がボロボロ)。
お風呂は3人×15分くらい(妻とのコンビネーションでずいぶん早くなりました)。
私たちの1日の大半はこれらの繰り返しです。
地味に大変なのが朝と夜の2回の洗濯。洗濯物を2回干して畳んで、約1時間を要します。そこに長女のお世話が乗っかると、ほぼ1日になってしまいます。
平和な日は妻と交互で1日3~4時間の睡眠は取れます。
3度ほど妻と大喧嘩をしてムキになって1人で3つちゃんのお世話をしてみましたが、1~2日が体力の限界でした。腑に落ちない時でも妻に謝り平和を取り戻すことが増えました。
我が家の生活を円滑に回すコツは、いかに余計な事を言わず、いかに妻と円満な関係を築き続けられるか、が重要であると学びました。
こんな感じのドタバタな日常ですが、手を抜きながら妻と2人で4人の子どもを育てることができています。
しかし、私の育休期間が終わったこれからが本番。
仕事よりもはるかに大変な育児の多くを妻に任せることになるので、妻の負担を少しでも緩和するために、まずは受けられる県や市などの支援を探したり、一緒に考えることを始めています。
甘えられるところ・人を探しておくのは今の境遇で非常に重要です。
最後に、これからパパになられる方へ。
よく家事・育児に関して「男に何が出来るよ?」って聞かれます。
私はイクメンではないですが、最低限の家事・育児はできていたいと思います。
女性の社会進出が進む昨今、これまでのように家事・育児まで女性に任せっきりだと、尚更男の価値を下げることになるから。
男として負けないように。私は育休を取ったことは全く後悔していません。世間では男性が育休を取ると給与が下がるとか昇進に響くとか言う話を聞きます。
でも、これは給与が下がったり昇進できなかった理由に育休を当てているだけだと思うのです。
私も仕事復帰した今、この先どのような待遇が待っているのか正直分かりません。
しかし、どんな結果であっても、育休経験で学んだこと・得たことは己の糧になるし、育休経験を活かして更なるレベルアップが出来れば、十分見返すことになろうかと考えています。
ずいぶん先の話ですが、私はきっと自分の娘たちから「臭い、汚い、キモい、話しかけるな」とか言われる存在になるでしょう。
でも、私は「あなたたちを育てた」と自信をもって子どもたちに言いたい、伝えたい。そんな父親でありたいと思います。
まだまだ私たち家族の歩みは始まったばかり。
前に進む気持ちと笑顔だけは絶やさないように、1日1日を紡いでいくつもりです。
(おわり)